津軽新報
平成26年6月3日(火)付紙面から
■「ふじ」平年比136%/りんご研究所肥大調査

今年最初の生育調査 開・落花が早く、摘果が本格化する中で、黒石市にある県産業技術センターりんご研究所は1日、今年の肥大調査を始めた。主力品種の「ふじ」は平年比136%(横径)で「予想より大きい」(工藤智栽培部長)。要因に高温・多照をあげ「早期の適正着果を」と求めている。

 「つがる」は131%、「ジョナゴールド」も135%。低温で記録的な遅れとなった昨年とは対照的。高温・多照が働いた。研究所の観測によると、5月の平均気温は平年より1.6度、特に第6半旬(21〜31日)は平均気温で平年より4.0度高い。日照時間は平年比123%だ。

■平川市金屋地区で農家蔵・農家庭園めぐり

趣のある蔵などをめぐる 平川市金屋で31、1日、農家蔵・農家庭園めぐりが開かれた。地元高校生と大学生の案内で国の登録有形文化財に指定されている農家所有の蔵と「つぼ」と呼ばれる手入れの行き届いた庭園が織り成す街並みを堪能した。

 両日とも好天に恵まれ、蔵8カ所、庭4カ所、蔵の内部2カ所を約1時間かけてめぐった。江戸末期の文久2年(1862年)に建てられた松田和雄さんの土蔵では旧浪岡町出身の常田健氏のパネル展も行われ、来場者の目を引いた。何度も訪れている青森市の女性は「手入れが行き届いた立派な庭が多い。庭造りの参考にしたい」と、軽やかな足取りで散策を楽しんだ。

主な掲載記事
□いきいき放談/子育て支援ママランティ、古川信子さん
□正門と板塀を整備へ/黒石市金平成園修復事業
□田舎館村で「人権の花運動」環境美化にひと役
□田舎館小5年が体験田で田植え、稲は秋に食味コンへ
□俳句/増田手古奈記念大鰐温泉俳句大会
□「ふじ」平年比136%/りんご研究所肥大調査
□平川市金屋地区で農家蔵・農家庭園めぐり
□農林総研「つがるロマン」生育、ほぼ平年並み
平成26年6月3日(火) きょうのメモ
黒石市
■黒石物産協会総会 富士見館 午後6時
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