平成24年8月18日(土)付紙面から

■炎の競演、戦国にいざなう/黒石市大川原火流し

引き手がカヤ舟を引いて川を下る 黒石市の山あいにある大川原地区で16日夜、約700年の伝統を誇る火流しが行われた。火をつけた3そうの萱舟で中野川を下り、来年の米の作柄を占った。

 南北朝時代、第96代後醍醐天皇の第3皇子をかくまった信濃の豪族の子孫が落ちのび、一族や仲間の霊を慰めるために行った「精霊流し」が起源とされ、後醍醐天皇の命日8月16日に行われる。県無形民俗文化財。増水した川にのまれ、燃え盛る帆柱を支えながらの必死の川下り。保存会の高橋慶喜会長(65)によると「全般的に平年並み。2番手の燃え具合がいまひとつ。中生に注意」と占った。
津軽新報

■泣き自慢?の赤ちゃんたちが熱戦/県下泣き相撲大会

健やかな成長を願う泣き相撲 青森市浪岡の北畠まつりで14日、第11回県下泣き相撲大会が開かれ、県内外から106人の赤ちゃんが参加。泣き声の大きさを競った。優勝は岩手県盛岡市から参加した三浦樹吹(いぶき)ちゃん(1)。特製の名入り座布団を射止めた。

 力士に抱かれたとたん笑い出したり、眠ったりする赤ちゃんもいて、会場の浪岡八幡宮土俵周りは笑いに包まれた。浪岡郷山前の福士喜穂子さんは次女・咲香ちゃん(5カ月)を出場させた。「おとなしい子なので大丈夫かな」と心配したが、土俵上では見事に泣き出し、勝ちを収めた。「前に長女が出て、泣いたけど負けてしまった。1勝1敗です」。

平成24年8月18日(土) きょうのメモ
黒石市
■銀河宇宙探検隊星空キャンプ 黒森山浄仙寺研修所(19日まで)
■よされ黒石美術会会員展 アクロスプラザ多目的ホール 午前10時(19日まで)
■浅瀬石川灯籠流し 浅瀬石川イベント会場 午後6時
■津軽伝承工芸館ジャズライブ 午後6時
平川市
■東北少年新人軟式野球選手権大会南黒支部予選 楽天おのえスタジアム 午前9時(19日まで)
■戦没者追悼式 生涯学習センター 午前10時
■平賀保育園夏祭り 午後6時
青森市浪岡
■復興雑巾でっ!Z−1わさお杯in王余魚沢 旧王余魚沢小学校 午前10時
■陸上自衛隊第9音楽隊サマーコンサート 中世の館 午後2時

トップページに戻る