平成24年7月5日(木)付紙面から

■雨不足でリンゴの生育が鈍化/りんご研究所肥大調査

摘果を急ぐ生産者 黒石市にある県産業技術センターりんご研究所による肥大調査では7月1日現在、主力品種の「ふじ」は100%、「つがる」は98%にとどまった。雨不足が影響し、伸びがやや鈍くなったものとみている。「仕上げ摘果を急ぎ、随時見直しを」(りんご生産情報)と呼びかけている。

 アメダス観測によると、6月の降水量は黒石市で32.5ミリにとどまった。平年の45%ほどで、少雨記録としては“ベスト6”。リンゴの生育は、開・落花遅れの影響を受けながらも回復傾向を示していたが、伸びが鈍化傾向をみせ始めたことで、雨不足が続けば今後にも影響する可能性がある。真夏のような暑さの中で、摘果を急ぐ黒石市の農家は「カラマツで生産量が心配だったので、落果剤を散布しなかった。着果量が多くて…」。

■伝統のガムラン演奏などで交流/上十川小学校

黒石よされを一緒に踊る 上十川小学校(黒石市)に2日、インドネシアバリ島バドゥン市ヌサドゥア地区の子どもたちによる音楽集団「サンガル・ギータ・ブアナ」(イ・ワヤン・ムディタ団長)の一行が訪れ、現地に古くから伝わるガムラン演奏と踊りを披露。黒石よされを踊り、異文化交流を図った。

 一行は1日、第3回国際子ども文化芸術交流ジュニアアーティストフェスティバルの交流国として招待され、地区出身で黒石市在住の三上ケトゥトゥルンデグさんが両国の懸け橋として尽力。神秘的な音色と独特なリズムを刻むガムラン音楽とともに女子が優美で華やかな踊りを披露し、児童や来場者を南国の世界へと引き込んだ。質問コーナーやプレゼントの贈呈もあり、終始和やかに交流を楽しんだ。

平成24年7月5日(木) きょうのメモ
黒石市
■長寿福祉大会 津軽伝承工芸館 午前11時
平川市
■花いちもんめ「異空間のやかた」 四季の蔵もてなしロマン館(8日まで)
田舎館村
■子育てホッとランド 中央公民館 午後1時30分

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